サイゼリヤ値上げの構造

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日経新聞朝刊2026年7月29日に、

「サイゼリヤは人気の定番商品「ミラノ風ドリア」を300円で提供するなどメニューの約8割を300~600円に設定し「手ごろな価格」を訴求してきた。
 物価高にあえぐ消費者の心をつかみ、既存店客数は26年5月まで41カ月連続で前年同月比2桁増だった。原価の上昇は販管費の圧縮などで吸収しており、セルフオーダー導入といった店舗運営の効率化を進めてきた。
 こうした自助努力で低価格と利益成長を両立させてきたものの、アナリストは「コスト削減策はほぼやり切っており、効率化余地は限界に近い」と指摘する。
 販管費の抑制が難しくなるなか、とりわけサイゼリヤを悩ますのが店舗賃料の上昇だ。首都圏では契約更新時に大幅な引き上げを求められるケースが増えているという。「契約更新が不可能になった店舗が増えてきた」(松谷社長)ことも値上げ検討を後押しした。
 値上げ後の価格帯について松谷社長は「320~640円がアフォーダブルプライスの範囲に入るとの検討をしている」と話す。現在の価格帯と比べると20~40円の値上げだ。
 市場では価格改定は都心部中心になるとの見方もある。アナリストは「値上げは一部商品や都市部で行なわれる可能性が高い」とみる。サイゼリヤも実質賃金の地域差を意識しているとみられ、全国一律ではなく地域別価格という選択肢が浮上しそうだ。」

とありました。

この件は以前(記事はこちら)も書きましたが、具体像が見えてきました。値上げ率は+6%程度で、家賃の高い都市部のみの改定になる可能性もあるということですね。

今月のドトールが+7%の値上げでしたから、機能性重視の外食チェーン店も足元で+6〜7%の値上げが必要で、家賃と原価の動向次第では、今後さらに動くということなのでしょう。