日経新聞朝刊2026年8月7日の経済教室で山口誠・独協大学教授が、
「日本人の観光離れは、海外旅行で30年、国内旅行で15年あまり続く長期的な傾向である。両者は無関係ではない。相互に関係して進行してきた社会状況を正しく理解する必要がある。
2025年の日本のパスポート保有率は18.5%だった。英国の約60%、米国の約50%、韓国の約42%(いずれも23年)など、他の先進国とは比べようもない。日本は出国者数も低迷している。
理由は様々に語られてきた。例えばネットが普及したため、わざわざ遠出をしなくても済むようになったなどだ。だが欧米など他のネット社会で「観光離れ」が起きたとは見聞きしない。むしろ世界の観光は新型コロナウイルス禍の低迷から回復し、記録的な活況を続けている。
円安や物価高の影響を指摘する人もいるが、それらが同様に進行する韓国や台湾の出国者数は伸び続けている。そもそも1ドル=200円台だった1970~80年代前半の日本でも多くの若者が夢を抱き、何とかして海外へ飛び立っていた。」
とありました。
日本人の旅行回数が減っているのは突き詰めると「円安」が理由では、個人的には思います。
コロナ禍後の海外旅行は恐ろしいほど高コストですし、国内旅行もインバウンドの影響で宿泊費が大きく上昇しています。このどちらも「円安」が主要因ではないでしょうかね・・・
なので「円高」になれば、パスポート取得数も国内旅行回数も増えるような気がしますね。
