インフレに負ける退職金

お金の増やし方

日経新聞朝刊2026年4月20日に、

「退職一時金や年金といった老後の支えがインフレに追いつかないリスクが高まっている。物価上昇を考慮した実質退職金は過去20年間で3割弱目減りしたとの試算がある。
 為替の円安傾向や人手不足によるサービス価格の上昇で今後、インフレ率が高止まりするシナリオも想定される。賃上げと併せて退職給付水準の引き上げも求められる。
 三井住友信託銀行の調査によると、退職給付の額を物価上昇率で割り引いた「実質退職給付」は2003年を100とすると、23年に76まで下がった。
 08年のリーマン・ショック後の市場環境悪化や長引く低金利による運用難で名目の給付を減額したり、想定利回りを引き下げたりする事例が相次いだことが大きい。さらに新型コロナウイルス禍以降の物価上昇が実質的な目減りにつながった。」

とありました。

当然、退職一時金や確定給付年金(DB)だと保守的な運用が前提なので、インフレ負けするとは思ってましたが、ここまでとはびっくりしました。退職金を老後資金の前提にするのはリスクかも。

定年まで1つの会社に勤めるような働き方をした就職氷河期世代が受け取るタイミングでは更なる悲劇になりそうですね。就職氷河期世代の時代の逆風はここにも潜んでいたということでしょう。

今後は退職金相当額を全額、確定拠出年金(DC)やiDeCoへの拠出にして、あとは個々人でどう運用するか決めた方が、シンプルでそれぞれの納得感が高まりそうですが、その方向ですかね・・・