日経新聞朝刊2024年8月8日の「大機小機」に「なぜ日本株はかくも荒れるのか」というコラムが掲載されてました。
そのコラムでは、理由は、「1.米国経済の変調 2.テック株へのマネー集中 3.日銀の追加利上げと円高」だという分析でした。
私個人は、まずは「主体性の無さ」かな、と思ってます。日経新聞の別記事によると「現物市場の委託売買代金に占める外国人投資家の比率は67.6%に達する(23年)」と売買に占める外国人比率は約70%に達しており、日本株なのに日本の機関投資家や個人投資家はマイナーな存在です。
もちろん積極的に日本株のアクティブ投資をしている日本の機関投資家や個人投資家は多数存在しますが、肝心の売買シェアが低く結局外国人次第のマーケットとなりがちで、日本人自身の主体性は発揮されず、外国人に振り回される状況は続くのだろうと個人的に思ってます。
あとは、日銀の異常な「低金利」による副作用ですかね。外国人の歪んだ円キャリートレードの温床となっており、これも今回の日本株乱高下の大きな要因になっていると思います。日銀にはこの乱高下に振り回されず、今後も金利正常化へ腰を据えて取り組んでほしいものです(なんだか既に腰折れ気味ですが・・・)。
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