【知恵3】「欲しいもの」はなんでも買う、「必要なもの」はできるだけ我慢

お金の使い方

「お金の減らし方」(森博嗣著)は、独特で明快な論理展開をする天才肌の著者の本で、他の本も含め、森氏の本を読むと「価値観って人それぞれなんだな」という感想を毎回抱きます。

結婚当時、大学教員だった著者は奥様に家計の基本方針を「欲しいものはなんでも買えば良い、でも必要なものはできるだけ我慢すること」と伝えたとのこと。

実際、若い時期、家計管理は著者自身が行いながらも、奥様に家事・子育てを全て任せるのですが、必要な生活費を徹底的に絞るよう要請し続けた、とのこと。一方、収入の一定割合を、お互いの欲しいもの・好きなことに使うことにし、そこはお互い干渉しないことする、という独特のやり方です。

森氏自身、「思想を正しく持てば、感情は抑制できると信じていて、とにかく奥様を諭すことしかしなかった。今となっては、これを反省している。若かったのである」とも、述べており、かなり奥様は苦労された模様・・・

そんな著者が小説家として成功し、欲しいもの・好きなことに存分にお金を使うのですが、それが何かというと『庭に自分が乗って遊べる鉄道を建設すること』という・・・「へ?」という感じでした・・・・価値観って人それぞれですね・・・

著者は、一貫して「自分のほしいもの・好きなものを明確にして、それにお金を使い、満足を得れば良い」というシンプルな主張をしており、「他人にどう思われるかや見栄は全く不要だ」という立場をとってます。

私自身は、森氏の主張を少しアレンジして、「必要なことはなるべく少なく、好きなことはなるべく多くお金を使う、それ以外の無意味な支出は限りなくゼロにする」というのを「お金の使い方」の基本方針にしてます。それが効用最大化に繋がると思うからです。しかし、面白い人ですよね、森博嗣氏・・・


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