イギリスの大増税が示唆すること

お金の増やし方

日経新聞朝刊2025年2月28日に、

「英国のスターマー政権は11月26日、年次予算案を公表し、所得税の実質増税など合計266億ポンド(約5.5兆円)の増税を打ち出した。財政不安を機に国債金利が急騰した「トラス・ショック」の再来を警戒し、2024年に続く大幅増税に踏み切った。
 所得税の税率を区分する基準所得を30年度まで据え置き、124億ポンドの増収を見込む。インフレに伴う賃金上昇で高税率の区分に入る人が増える。不動産収入や利子、配当にかかる所得税の税率も上げる。年金拠出金への税優遇は縮小する。
 経常収支が赤字で対外純債務を抱え、国債保有者に占める外国人比率が高いことが不安定な英国債の値動きにつながっている。これらの要因はいずれも日本には当てはまらない。
 ただ、日本の政府債務残高は国内総生産(GDP)の2倍を超え、G7で突出する。金利が上がって利払い費が膨張するリスクがある。日本の債務規模はまさに時限爆弾だ。」

とありました。イギリスでは、英国債のマーケット信任維持の為に、大増税が不可避なんですね。

日本の時限爆弾がいつ爆発するかは、国債の金利を観察するしかありませんが、10年国債金利がインフレ率を上回ったタイミング(記事はこちら)が大きなきっかけになる可能性が高そうです。

そうなると日本も悪循環に陥り、緊縮財政か大増税、もしくはその両方が不可避になるでしょう。

さて、その備えとして、FIRE民はどう頭の体操をしておくべきか。金融所得や不動産所得は格好のターゲットになるので、大事なのは、資産をどこに置くかでしょうかね。

金融資産は特定口座が一番狙われやすいので、計画的に使って、なるべく金額を少なくしておくべきでしょう。iDeCoは基本、退職所得になりますが、ここも所得税率が変化すると影響大です。

やはり金融資産の場合、NISAをいかに膨らませておくか、が鍵になりそうです。NISAに課税するとなると民衆の暴動(苦笑)が起こりそうですし、NISAがラストリゾートになりそうです。

時限爆弾が爆発する前にしっかりお金を使って人生を楽しんでおき、爆発してしまった時にNISAと現金のみという資産ポートフォリオだと税金のストレスは少ないかも(爆発してほしくないけど)。