日経新聞朝刊2025年11月22日に、
「最高格付けを誇るドイツ国債が海外投資家の関心を集めている。2026年からメルツ政権の財政出動が本格化するが、金融市場では財政拡大への懸念よりも国債増発で流通量が増えれば投資しやすくなるとの声すらあがる。金看板の信用力の高さから米国債やほかの欧州国債からの分散投資先の本命に浮上する。
厳格な財政規律を敷いてきたドイツは元々債務規模が小さく、財政規律がすぐに緩むとの懸念は広がらない。発行量が少なく投資したくてもできなかった海外勢にとって、大増発はむしろ買いといえる。」
とありました。ドイツの「財政規律」に対する市場信頼は未だ強固なようですね。
日本も「自国通貨の価値保持」と大規模な自然災害発生時等の「財政出動余力」の為にも「財政規律」を最大限重視すべきと私は常々思っているのですが、現実はますます違う方向に・・・
債務をゼロにする必要は全くありませんが、ドイツのように国際比較で相対的に「財政規律が維持されている」というポジションに位置することが、とても大事だと思います。

