【サラリーマン時代】仕事との距離が近過ぎた30代

お金の使い方

続いて30代。もっとも仕事との距離が近くなった時期です。

30歳になるころに、当時会社全体が停滞する中、急成長していた社内の事業部に異動となります。これは自分から仕掛けた異動でした。経営企画の立場で、さまざまな事業部の実態を把握することが出来たため、当時いくつか面白そうだなと思う事業部がありました。

そのうち一つの事業部トップと幹部に、私の異動希望を伝えてみると、急成長中で人材不足だったせいか、トントン拍子で話が進みました。経営企画の直属パワハラ上司に、毎日辟易としていた為、私にとっては願ったり叶ったりの展開になりました。

この異動が大当たりでした。異動後、トップ直轄の事業戦略担当となりました。徐々に実績を作ることで、だんだんとトップに信頼してもらえた上に、比較的自由に行動することを許された為、毎日とても楽しかったですね。議論や資料作成も自由闊達・ワイワイガヤガヤと自分にはとてもあってました。

事業部の目標は、その分野で「世界一」となることで、最盛期は、関係者みんなで「夢」を追うみたいな日々でした。毎月のように国内・海外出張もあり、忙しさもピークでした。でも、落とし穴って必ずあるんですよね。私の場合、30代で仕事との距離が近づき過ぎたのが、問題でした。

いま考えると、だんだんと自信過剰になり、自由に任されて当たり前、みたいな姿勢になっていったんですよね。組織と個人なら、組織が優先される、「会社」のいちサラリーマンに過ぎないのに、調子に乗ってましたね。

ただ、経済的には良いことが一つありました。当時、事業戦略立案のデータベースとして、財務諸表分析を四半期ごとに100社くらいしていたのですが、続けているうちに2社ほど光って見えた会社があったんですよね。AmazonとGoogleです。財務諸表を更新する度に、すごい会社だな、と何度も思いました。そこで思い切って当時の金融資産の1/3(400万円)を2社に投じることにしました。初めての本格的な個別株投資です。その結果は「金融資産はどう推移してきたか?」の通りです。

さて、30代の終わりに大きな転機が訪れます。それは所属していた事業部の事業撤退です。急激な事業環境の悪化で、事業部は解散することになりました。盛者必衰・・・

そんな感じで「仕事との距離が近過ぎた30代」が過ぎました。

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