「通販」と「出前」の融合

お金の使い方

日経新聞朝刊2025年6月25日に、

「中国小売大手では「ネット通販事業」と「出前サービス」の融合に動いている。
 背景には配送時間の短縮ニーズがあり、出前サービスは早ければ30分以内に商品を届けることができ、配送に時間がかかるネット通販の欠点を補う存在として注目される。
 最大手のアリババCEOは「ネット通販から消費者プラットフォームへの戦略アップグレードだ」と狙いを説明した。アリババでは出前サービスの注文数は1日あたり6000万件にのぼり、割引クーポンを活用した販促強化に乗り出している。
 各社は割引クーポン多発などの価格勝負に出ており、過当競争による消耗性の様相だ。」

という記事がありました。

以前も、中国では「即時配送」(記事はこちら)が流行っているとありましたが、その流れは加速しているようですね。インドでも同じ動きがあるようです。

どうも消費者のせっかちさ(利便性)への欲求には限りがないようで、「24時間対応・最短30分での配送」というのが最新のトレンドになっているようです。

特に若者は帰宅後の夜間に注文する傾向があり、しかも割引クーポンを使うと価格競争力もあるようで、ライフスタイルがネット通販によってかなり変わってきているのかもしれませんね。

日本でも「Amazonフレッシュ」など生鮮食品などでもネット通販が侵食し始めてますが、私が観察している限り、まだイオンなどの既存小売大手にアドバンテージがあるように感じてます。

でも、もし日本でも「24時間対応・30分配送・価格競争力あり」が実現すると、ネット通販比率がさらに高まりそうですね(商品実物の一覧性の良さで既存小売も残ってほしいですが・・・)。

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