これが最後のシミュレーションとなります。
物価(インフレ)が25年間年率+4%で上がり続けるのに、世界株は年率+2%と低迷するケースです。
これが現実化すると日銀総裁は何度もクビもなり、世界的な不況が長期化することになると思いますが、現実はまさかが良く発生するので、その場合はどうなるのか頭の体操です。
これだと厳しいですね。年間生活費は300万円から832万円に上昇し、70歳で日本国債2000万円以外の金融資産が消滅します。
70歳で年金受給を開始し、年金の範囲内で生活する必要が出ます。日本国債2000万円の価値もインフレによりかなり低減する為、ゆとりや余裕があまり無い状況になるかと思います。
でも、私はこの結果を見た時、思ったんですよね。「それでも良いではないか」と。
Die with ZEROでは無いですけど、「金融資産を有効に使いきった。あとは年金の範囲内で『足るを知る』生活をしよう」という老後にすれば良いのではないか、という結論ですね。
これが「お金を減らしたい?」で述べた「今後はお金を減らしたい」という現在の心境の背景になります。
資本主義社会は、人間の「欲望は拡大再生する」という特性をうまく生かした社会です。そして、その人口が今後も世界的には増え続けることを考えると、世界株は実績の年率+7%程度は期待しても良さそうだとは思います。
少なくとも高インフレ時は世界株も相当のリターンになるのが経済的には蓋然性が高いとは思います。
でも、そうではないネガティブなシナリオが現実化しても、私の生活は、死なない限り続いていくわけで、その現実には対応しないといけません。
その経済的な限界は「物価(インフレ)年率+4%と世界株年率+2%が25年間続く」あたりにありそうだということには留意したいと思います。
で、サラリー(給与所得)は50歳以降必要かどうか・・・いらないかな・・・
これにて「結論」が出ました。サラリーマンは「卒業」します(笑)。
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