日経新聞朝刊2026年10月8日に、
「専門家によるアンケートで米国債は、グローバルな安全資産への需要や、他の投資家たちが常に借り換えに応じるという利便性があるために価値がある、という答えが半数近くを占めた。
「将来の基礎的財政収支(PB)の黒字によって国債の価値が支えられている」と答えたのは大学院修了者に限っても16%にとどまったという。さらに債券投資家の約3分の1は「将来のPB黒字は国債の価値をほとんどサポートしていない」と回答した。
つまり、市場関係者や専門家の多くは、国債の価値は財政のファンダメンタルズ(財政黒字)に支えられるのではなく、安全資産としての利便性によって支えられていると認識しているわけである。このことは米国債の価値が事実上、一種のバブルであるということを意味している。」
とありました。
ファンダメンタルズではなく利便性が市場関係者に重視され、一種の国債バブルになっているということです。ファンダメンタルズはそれほど重要ではないというのは興味深いですね。
「基礎的財政収支の赤字幅が国内総生産(GDP)の2〜3%の範囲におさまっていれば国債バブルは安定して維持されるという米国経済の研究もある。財政規律がある程度保たれていれば、PB赤字が続いても財政は持続可能ということである。」
ともありました。積極財政信者には追い風の研究結果ですが、バブルはバブルなので、いずれかのタイミングで状況や見方が変わるのかもしれません。特に金利動向に要注目ですね。
