日経新聞朝刊2026年9月4日にFTのロビン・ハーディング氏が、
「あなたがある銀行の融資審査委員会の委員長で、3件の案件が審査に上がってきたとしよう。次のうち、どの相手に融資するのがよいだろうか――。
1件目の借り手は起業家として成功したものの、どこかで道を踏み外したようで、パーティーや薬物に途方もなく浪費する放蕩者で、このライフスタイルを維持するのにもっと現金が必要だという。
2件目の人物は実業家で、高齢ではあるが評判はよい。莫大な借金を抱えながら、まだ散財する計画を立てているが、多くの資産を保有し、勤勉さでも定評がある。問題は今後、どこから収入を得られるのかという点だ。
3件目は威厳のある大邸宅に住む貴族だ。ただ、かなりの借金を抱えており、子どもの教育費や馬の維持費、屋根の修理代など出費も非常に多い。邸宅は外から見た目はよいが、部屋の中は寂しく、持ち主が今後どれほど稼げるか疑わしい。
これら3つの借り手は、先進国の財政状況が軒並み悪化するなかで、世界の投資家がどこに資金を振り向けるべきかという選択を象徴している。」
と書いてました。候補1は「米国」、候補2は「日本」、候補3は「欧州」を示すそうです。
日本の債務状況は非常に厳しいですが、それでも相対的に他国より「まし」であれば良く、米国や欧州も相当病んでいるわけで、まだ日本にも挽回のチャンスは残っているのでしょうね。
やはり日本の最大の課題は「人口の高齢化」による社会保障コスト(特に医療・介護)の増大を債務拡大を伴わずにバランスさせていけるかどうか、なのでしょう。厳しい道ですが・・・
