働く人が減っていく国でこれから起こること

お金の使い方

「働く人が減っていく国でこれから起こること」(河田皓史著・朝日新聞出版)という本を読みました。

「FIRE・非婚の増加による働き手の不足は必然であり不可避。これらのトレンドをひっくり返そうとする空しい努力に時間や金銭を費やすより、労働力人口の加速度的減少を所与として日本経済・日本社会を成り立たせるような打ち手を今から講じていくべき。
 具体的には100年後の日本での「人口3000万人」に向け生産性4倍実現を目指すべき。それは年率では1.4%の生産性改善であり、不可能ではない目標となろう。」

と書いてました。

FIREが働き手不足の主要因の規模になるのか、は私としてはかなり疑問ですが、サラリーマンが割に合わないと考えている人は多そうなので、株式市場次第で増える可能性はありそうです。

「FIRE願望を持っている人は、当たり前のようなことだが、「FIREした後に何をするか」を考えておくことも必要である。特に、FIREという「ゴール」を設定することが努力の原動力になっていた人については、FIRE後にやることをある程度決めておかないと、「燃え尽き症候群」に陥る可能性もあると思う。
 もちろん、いくら燃え尽きていてもその後の人生に特段の支障がないというのがFIREの一つの恩恵ではあるので、1〜2年くらいは何も考えずぼんやりしてもいいと思うが、生活のメリハリがない状態があまりに長く続くと、過度な飲酒や運動不足といった不健康な生活習慣が定着してしまうリスクも高くなる。
 10年早く仕事をやめることができても、15年早く健康を失ってしまえば、自由に活動できる時間はかえって減ってしまう。これではFIREの価値は半減である。心身とも健康的に生きるためには、やりたいこと・楽しみなことをたくさん持っておいて、生活のリズムを作っていくことが大事だろう。」

とも書いてました。

筆者は現在38歳の日銀出身のエコノミストで、現状未婚でFIRE願望があると述べてましたが、この「FIREした後に何をするか」にフォーカスをするあたりにサラリーマンマインドを感じます。

私が思うに、最大のFIREの適性は「自由を愛せるかどうか」で、何をするかは固定しなくても良いだろう、どんどん変わっていくだろう、と思ってます。それがFIRE生活の醍醐味でしょう。

大事なのはサラリーマン時代の「全てにパッシブ(受け身)」状態でFIREに突入しないことで、組織によって洗脳されたマインドをいかに早く捨てるかが充実したFIER生活の鍵を握ると思います。

亡くなった大江英樹氏はそれを「成仏」と書いてましたが、とても大事な視点だと思います。