若者世代(Z世代)の消費行動

お金の使い方

日経新聞朝刊2026年4月21日の経済教室で鈴木謙介・関西学院大学教授が、

「Z世代は自分の意志で決めることに対して躊躇があり、タイミングや他者の勧めなど「他責できる対象」を探している。購入に対する「心のフタ」が形成される傾向があるのだ。
 これは単なる優柔不断ではなく、情報過多の時代における意思決定の構造的な問題だ。その背景には「失敗の責任を負いたくない」という思考がある。
 情報が多く、決め手が分からない以上、失敗するリスクは常にある。「あのときは仕方なかった」「参考にした情報が誤っていた」と言えるよう、事前に予防線を張っているのだ。これが「言い訳としての後押し」の正体だ。
 では、何が心のフタを外すのか。学生たちの分析では、きっかけは大きく内的要因と外的要因の2種類に分けられた。
 内的要因とは、自分の中で折り合いをつけるプロセスだ。「どうせいつか買うなら今の方がいい」と自分を納得させるケースや「もう出合えないかもしれない」とタイミングを重視するケースなどがみられた。 
 外的要因の第一は、信頼できる人物からの推薦だ。「友達もおすすめしていたから」(20歳女性)、「友人や家族に『良いじゃん』って言ってもらったら買いたくなる」といった声が典型だ。
 重要なのは、噴水の数を増やすこと(需要喚起)でも水圧を上げること(欲望の強化)でもなく、フタを取り外す施策である。「商品を宣伝するのではなく、消費者の背中を押す」という発想の転換が、今のマーケティングに求められる。」

と書いてました。

現代の若者世代は「何にいくら使うか」を自分で考えて決めるというより、追い詰められたり、信頼できる人に薦められることを重視しているんですね。背景にある構造は「他責思考」とのこと。

個人消費くらい自己責任で自分自身で考えて決めれば良いのに・・・と思うのは年齢差?(苦笑)