プライベート投資の危険な香り

お金の増やし方

日経新聞朝刊2026年2月20日にプライベート投資大手の米アポロCEOが、

「銀行融資か株式発行に偏ってきた日本企業の資金調達の姿勢の変化が出てきている。銀。プライベートクレジットは危険だという感覚が長い間あったが、日本の最高財務責任者(CFO)もプライベート市場も調達手段の一つだという認識を高めている。株式や債券などの伝統資産と同様の安全性とリスクがあるという理解が広がっている。
 日本の個人投資家への商品提供も拡大する方針だ。物価上昇局面ではインフレ率に負けない資産運用の分配が不可欠で、長期保有によって上場株式や債券を上回る利回りが期待できるプライベートアセット(未公開資産)投資が重要になる。
 米国での株式投資が上場投資信託(ETF)を中心としたパッシブ運用に傾いている。株価指数の構成が一部の銘柄に集中しており、上場している意義が薄まり非上場を選ぶ企業が増えている。日本でも個人がプライベート市場に投資する機会が増えており、こうした傾向が強まる。」

とコメントしてました。「プライベート市場も伝統資産と同様の安全性とリスクがある」ですか。

以前(記事はこちら)も書きましたが、遂に一部の日本企業もプライベートクレジットによる資金調達に踏み切り始め、個人にもプライベート投資が広がり始めたようです。危険な香りがします。

プライベート投資選択は、突き詰めると「より高い利回り」が理由でしょう。「もっともっと」という強欲が背景にあるわけです。その強欲がいずれ「信用バブル」となり「金融危機」に至ります。

また歴史は繰り返すのでしょうかね。2008年のサブプライムローンの信用バブル崩壊では、日本の金融機関の多くは距離を取ってました。それでも、世界金融危機の影響は日本でも甚大でした。

結局、なぜパブリック(上場)投資があるのに、プライベート(非上場)投資が広がるのかというと、透明性や規制を嫌うからです。しかし当然その分、不透明感やリスクを抱えているわけです。

私自身は、これからも株式は「パブリック分散投資(オルカン)」、債券は「個人向け国債変動10年(財務省保証)」を選択し続け、「プライベート投資」とは距離をおいて人生を送ろうと思います。

しかし、それでも結局「金融危機」に陥ると、私も影響からは逃れられないのでしょうが・・・