AIバブルが膨張し続けるメカニズム

お金の増やし方

日経新聞朝刊2026年1月6日に資産運用大手・米キャピタルのCEOが、

「AIはインターネットのように汎用的に使われる技術だと考える。歴史を振り返れば、こうした新技術は短期的な影響が過大に評価され、長期的な影響が過小に評価される時期をみてきた。まさに今のAIがその時期だといえるだろう。
 AIは4つの段階が連続して進展していくと考えている。まず生成AIが始まり、エージェントAI、さらにロボティクスAIに広がる。そして量子コンピューティングへとつながる道のりだ。長期的なイノベーションであり、社会や企業を劇的に変えていくと考えるべき理由だ。」

とコメントしてました。

リサーチ力に定評のある米キャピタルのトップがそうコメントしてるのですから「AI革命」は現実化していくのでしょうね。生産性向上と縁のないFIRE民である私には関心の薄い分野ですが・・・

一方、この記事で私が気になったのは、同トップの「時間の経過とともに技術は広く普及していくものだ。インターネット普及初期の1997~99年で15倍になった米アマゾン・ドット・コム株は、99~2001年にかけて85%下落した。しかしそこから今は400倍だ。早い段階で手放してしまうと大きな損失を被ったことになる」という同時に掲載されたコメントの部分です。

これ超名門の機関投資家トップが今わざわざ日経新聞に語るくらいですから、広く機関投資家に浸透しているナラティブなんでしょうね・・・これ読んで「あ、やばいかも」と私は感じました。

おそらく現在マーケットで、この「ナラティブ」が機関投資家で広く共有されていて、彼らで「AI銘柄『ガチホ』のチキンレース」が繰り広げられている可能性があるのかもしれません。

というのも、ここ数年のマーケットは多少下落してもすぐ「強欲」が支配する経験したことのない謎の強気相場で違和感が凄く、実際に様々な投資家が空売りを仕掛けては「屍」となってます。

その背景にキャピタルCEOが語ったこのナラティブがあるとしたら怖いですね・・・私は損失が青天井の「空売り」を仕掛けるほど自信過剰ではありませんが、バブルはいつか崩壊するものです。

おそらくその時には一部のAI銘柄はアマゾンが経験した「85%下落」の再来となるのでしょうが、それは損切りルールがある機関投資家ではなく、高値で掴んだ個人投資家に直撃するのでしょう。

まぁ、その時は「オルカン」も約20%はAI関連(記事はこちら)なので、「オルカンガチホ勢」の私も被害者の一人となるのは確定なのですが・・・(苦笑)