日経新聞朝刊2025年9月19日に、
「日銀は家計が保有する金融資産が2239兆円で過去最高になったと発表した。
60歳以上の世帯が6割前後を保有するとみられるが、物価高と株高の影響で高齢者世代の資産額の二極化が進んでいる。
60歳代の単身世帯のうち金融資産ゼロは27.7%あり、ゼロを含む200万円未満は42%と12年比7%増だった。一方、3000万円以上の資産を持つ世帯の割合は16.8%と0.3%増えた。
資産が少ない人には食品などの物価高が響いている。資産家は株高の恩恵を受けやすく、格差が広がりやすい状況が続く。
エコノミストは「低金利が長く続いたため利息収入を十分に得られなかった人が物価高にともなって資産を取り崩した可能性がある」と指摘する。」
とありました。日本も足元の株高で資産格差がさらに広がっているようです。
私もFIREしてからFIRE民との交流が増えたのですが、そうなると多額の金融資産を保有している人が支配的なような錯覚に陥ります。しかし「1億円以上」保有する世帯は「3%」に過ぎません。
今回の記事では60代単身世帯の「4割」が「200万円未満」の保有に留まるということですから、かなり多くの日本国民が「お金の無い老後」というホラーな状況と戦っていることになります。
そういう状況も最近の選挙結果に反映されていることも忘れずにいないと、日本の近未来を見誤ることになりそうなので気をつけようと思います・・・