市場で恐怖が支配し始める

お金の増やし方

市場が荒れてます。引き続き新しい米国大統領の壮大な社会実験の行方は私には全く読めませんが、市場が「恐怖」に支配され始めているのは感じます。

私が前回アクティブ投資(タイミング投資)を実行したのは、コロナショックの時で2020年3月に集中投資し、2021年7月に利益確定しました(約3000万円の金融所得)。

その時のメモでは、次はS&P500指数が当時の「5000」から「3000」に下落したら再度タイミング投資を検討する、というのを残してます。「3000」の根拠はS&P500指数のPER15倍相当と書いてます。

その後、2022年に市場は少し調整したものの、当時は「恐怖が足りない」と判断して、私はタイミング投資を見送ってます。ただ、その後、市場はリバウンドして機会損失になってます。

そして2024年7月にFIREし、現在に至ります。現在のポートフォリオ(金融資産約1億円)はキャッシュ75%とオルカン25%と比較的ディフェンシブなので、ボラティリティは限定的です。

さて、これからどうするか。「個別株投資」はリサーチ不足なので見送るとして、経験がある程度活きる「タイミング投資」は場合によっては選択肢として考えても良いかもしれません。

そこで、大手町を歩きながら頭の体操をしたのですが、現在(2025年4月4日)のS&P500指数は「5000」で予想PERが「25倍」となってます。

米サイト「multpl.com」によるとS&P500指数の長い歴史上のPERは平均で「16倍」、中央値で「15倍」とあります。

私は前回検討時にこの「15倍〜16倍」を追加でリスクを取るに値する水準と判断していて、その後も変更する材料は今のところ見当たりません。

というわけで、今回もS&P500指数が「5000」(PER25倍)から「3000」(PER15倍)に下落することがあったら、それは私にとってハワード・マークスも指摘する「テールが示すリスクに見合うリターンが見込まれるタイミング」と判断して、タイミング投資を実行することにしようと思います。

具体的なトレードとしては、軍資金「4000万円」、投資対象「オルカン」でいこうと思います。

さて、実際にそんな場面が訪れるのでしょうか?私の印象では、市場では2008年以降「強欲」がかなり蓄積されており、振り子がさらに大きく「恐怖」に振れる可能性はあると思います。

一方、あっけなく短期でリバウンドに転換し、2022年のように機会損失になる方が確率的には高いと思います。その場合、現在の将来シナリオ(記事はこちら)を維持することにします。

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