Netflixの「地面師たち」(記事はこちら)が話題になりましたが、週刊現代2024年8月24/31日号に実際の積水ハウス事件(55億円の地面師詐欺事件)についてのフォロー記事が載ってました。
びっくりしたのが、積水ハウス関係者の取材に対するコメントで、
「購入代金を支払う前日、担当者は重ねてニセ地主と対面し本人確認をしてますが、そのとき彼女は自分の誕生日と干支を間違えるという致命的ミスを犯したそうです。その上、財務アドバイサーとして同席していた主犯のカミンスカス操の名刺に記載されていたのは、あろうことかフリーメールのアドレスでした。その時点で、気づくべきでしたが、『社長案件』を止めるという選択肢はもはやなかったのでしょう」
「仮に相手がドラマのような知能犯だったら、もう少し同情の余地があったのかもしれませんが、実際の地面師たちの犯行はかなりいい加減でした。にもかかわらずダマされたのは、社内のガバナンスがそれ以上にお粗末だったからでしょう。どこかで止めることはできなかったのか、いまだに後悔が募るばかりです」
いやはや「ガバナンス」以前の問題のような気もしますが、「事実は小説より奇なり」なんでしょうかね・・・
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