日経新聞朝刊2026年9月13日に、
「「数学のノーベル賞」とも呼ばれるフィールズ賞を受賞した数学者25人が11日、人工知能(AI)を使って企業が数学の難問を解決しようとする動きを非難する緊急声明を公表した。今後さらに多くの数学者の署名を募るという。
米オープンAIが「ナビエ・ストークス方程式」と呼ぶ数学の難問を解決したと発表したことを受けての声明とみられる。ナビエ・ストークス方程式は米クレイ数学研究所が2000年に発表し、賞金100万ドル(約1億5000万円)をかけた7つの難問「ミレニアム懸賞問題」の一つだ。
オープンAIは未公開のAIモデルを使って9月1日から約88時間かけて難問を解いたという。約1万体のAIエージェントを稼働して連携させ、AI同士は計270万近いメッセージをやりとりしながら協力したという。」
とありました。
数学者たちは「AI企業がベンチマークとして数学的問題の解決を推進することは、数学という科学そのものや数学コミュニティーにとって有害だ」と声明でコメントしているようです。
ただ、「1万」のAIが「270万」のやりとりで「88時間」で難問解決してしまうという「力技」の前では、数学者の存在意義が問われそうです。もちろん難問解決以外にも役割はあるでしょうが。

