恥のメカニズム

お金の使い方

日経新聞電子版2026年3月25日に「ブラックスワン」著者のナシーム・ニコラス・タレブ氏が、

「ウォール街の人々は2008年の世界金融危機から何も学ばず、今も同じ原理でお金もうけをしている。例えば、大手米銀幹部を務めていた元米財務長官は、銀行のテールリスク(確率は低いが発生すると影響が大きいリスク)分析の仕事で巨額のボーナスを獲得した。その後、その分析の間違いで銀行が問題に直面した時、この人物はボーナスを返金する必要もなく、簡単に会社を去った。米国の議員や官僚たちも危機で何も失わなかった。
 日本の社会はそうではなかった。日本では会社が米国のように法外な報酬を経営陣に与えることもなければ、会社に損失を与えても恥もなく逃げ出すこともない。恥は社会の不正行為にとって極めて強力な抑止力だ。これが日本ではリスクの共有につながっている。米国にはこの恥のメカニズムが存在しない。だから危機でも何も学ばなかった。」

とコメントしてました。

確かに今の米国政治経済の動向を見ていると「恥のメカニズム」が米国には存在しないとうタレブ氏の指摘が当たっているような気もします。パワーやカネが全てという価値観が暴走気味・・・

ただ最近は日本でも「自分の利益だけ」を考えている人が増えていて「恥のメカニズム」は弱まっているような・・・まぁ今の世界各国リーダーたちの振る舞いを見ているとそうなるか。