日経新聞朝刊2026年3月14日に「脳のなかの免疫、免疫のなかの心」という本の紹介で、
「免疫と心は密接に結びついている、と聞いたら多くの人は「そういうこともあるだろう」と納得するのではないだろうか。ストレスで体調を崩すこともあれば、病気になると気分が沈むこともあるからだ。だが、本書を読まずに分かった気になるのは、宇宙に行かずに無重力を体験した気になるようなものだ
身体の炎症が抑うつに関係していることを示唆する研究、信念や予測や期待が免疫系に影響を及ぼす実験、心理的ストレスによって身体の熱を産生する脳の回路を示した研究などが紹介される。
また、免疫と心の関係の話は、腸内細菌との関係性に広がっていく。腸内細菌は免疫系を介して脳にも作用すると考えられているからだ。「微生物に操られる」と題された章では、腸内細菌がマウスの社会性や食の好み、不安行動などに影響を与える研究などが紹介されている。
操られると言われると不気味だが、腸内細菌はもはや自分の一部だと考えたら、心や体調を左右するのは自然に思えてくる。ここで「私」とは何かという問いが浮かんでくる。心だけが私ではない。心と身体はつながり、さらに共生する無数の微生物ともつながっている。免疫というレンズを通して見ることで、人間という存在の輪郭が書き変わっていく。
本書のプロローグで著者は「私たちの心と免疫系は、単にリンクしているのみならず、同じシステムの一部を構成しているとみなすことができる」と述べている。このメッセージを本当の意味で理解できるのは、本書を読み終えた後であった。」
と書いてました。この本、ちょうど読みたいなと思っていた本の概要を知ることが出来ました。
腸(免疫系)と脳(心)のつながりについては私もFIRE後に強く実感し、FIRE生活午前中の大仕事は「腸活(トイレワーク)」だったりします(苦笑)。サラリーマン時代はかなり疎かでした・・・
あるFIRE民の方は「『FIREするとすることが無くなる』みたいに言われるけど、実際には身体のメンテナンスをしっかりしようとするだけで時間が足りなくなる」とオフ会で言ってました。
まさにその通りで、重要な要素である「食事・運動・睡眠」それぞれの最適化を考え、身体が発するメッセージ(特に「炎症」の原因)について思いを巡らせているだけで、時間は不足します。
私も実際にこの本を読み、「私たちの心と免疫系は、単にリンクしているのみならず、同じシステムの一部を構成しているとみなすことができる」について、より深く考えてみようかと思います。

