「50歳からの不動産」(牧野知弘著・中公新書ラクレ)という本を読みました。
私にとって目新しい情報は特に無かったのですが、著者は「人生の第2ステージは『家選び』より『街選び』であり、自分がほぼ毎日を過ごすための『街選び』が特に重要」と指摘した上で、
「その為に私がおすすめするのは、街歩きです。不動産を長く扱っていて思うのは、どんなにネットが発達して便利な世の中になっても、不動産の基本は現物を見ることなのです。
そして、現物を見るだけでなく、現物が存在する街、エリアを歩いて自分の芽で眺め、その街に漂う雰囲気を感じ取ることだと思ってます。
ストリートビューなどで現地に行ったつもりであっても、実際にはその街に行き交う人の姿や風の香り、そして街中の喧騒といったものは伝わってきません。
その街へは行く際は、駅を降りてエリア内を縦横無尽に歩いてみることで街のいろいろな部分が見えてきます。興味を持った雑貨店、美味しそうな飲食店、気になったら立ち止まるべきです。
できれば季節を分けて歩いてみたいものです。あるの花々、夏祭り、秋の紅葉、冬の雪景色、街を彩る季節、催し、そこに生きる人々の顔を観察することで、街に住むイメージが具体化します。
雨の日、風の日、人生いろいろと言われますが、同じく毎日の生活もいろいろです。その街に生活するシーンを想像できるようになれば、自信を持って家を構えられるでしょう。」
と書いてました。これは「住む場所」に関する大変「大事なポイント」だと私も思います。
私も「赤坂」「青山」「麻布」などの港区の一部の街には先入観がありましたが、FIRE後に実際に詳細に歩いてみると、普通の住宅街だったりします。でも、それぞれ街のテイストが違っています。
大事なのは、自分の価値観と街のテイストが噛み合うかなのですが、前(記事はこちら)にも書いたように、実際に住む以外では、歩いてみることでしか、それは確かめられないと思います。
「住む場所」は人生を変えるとても大きな要素ですが、自分の価値観と住む街のテイストが噛み合うと、それはそれは「高い効用」が得られます。そこに徹底的にこだわるのはアリだと思います。
