「ルポ過労シニアー「高齢労働者」はなぜ激増したのか」(若月澪子著・朝日新聞出版)という本を読みました。
「『過労シニア』は高度成長期からバブル時代の光の中で青春時代を迎え、日本経済の停滞とともにシニア時代にたどり着いた人たちだ。その中で、借金、転職や離職、リストラ、会社の倒産、離婚、親の介護、病気、子どものひきこもりなど、さまざまな困難を経験して今に至っている。
次は、筆者たち就職氷河期世代がシニア時代に突入する。不安定な雇用に翻弄され、低年金の未来に怯える私たちは、生成AIや外国人労働者との競争激化で、現在のシニアよりさらに厳しいシニア時代が待ち受けているかもしれない。」
とまとめてました。
本の中ではさまざまな理由で働かざるを得ない高齢者が登場しますが、かなり多くの人が「子どものひきこもり」がその背景とのこと。実際の社会全体でもその比率は多いのでしょうかね・・・
また介護などケア労働が高齢者雇用の受け皿になっているとのことですが、ほぼ全ての職場で「女帝」スタッフがいて、人間関係がとても難しいとのこと。サラリーマンの男社会とは逆ですね。
あと、ある高齢者の「老後はNISA・タイミー・年金が3本柱」というコメントはウケました(笑)。タイミーだと人間関係のトラブルは少ないのですのですかね、どうなんだろう・・・
最後の筆者が指摘する「就職氷河期世代」は、正社員ルートではない人の生涯年収が低くなりがちは事実でしょう。「過労シニア問題」は、残念ながら、今後より顕在化するのかもしれません。

