FIRE後の「人付き合い」についてですが、家族や親しい友人とは従来通り付き合ってます。一方、サラリーマン時代の人間関係については、かなり親しい人を除いて、殆ど連絡を取ってません。
というのも、私の場合「50歳から75歳は自分の為に自由に生きる期間」と決めてFIREしたわけで、家族や親しい友人以外の「強制的なしがらみのある人間関係」はもはや必要ないからです。
思い返すと、サラリーマン時代は当然「上司」は選べず、「部下や同僚」も基本的には選べませんでした。それでも当然業務上コミュニケーションを日々取らざるを得ず、色々と苦労もしました。
もちろん楽しい思い出もありますが、「強制的な人間関係」は当時大きなストレスの原因でもあったわけで、FIREした今では、かつての上司などと忖度した会話をしたいとは全く思わないわけです。
また、私はFIRE後の「新しい人間関係」は、基本「無常」というハンドルネームで構築することにしてます。あえて「匿名」の人間関係にすることで、逆になるべく本音での会話を望んでます。
といっても、SNSなど炎上しやすい「ネット上でのコミュニケーション」はあまり望んでおらず、最小限に留めてます。私にとって大事なのは、オフ会等での「リアルコミュニケーション」です。
全く予想外だったのですが、私が東京に住んでいるせいか、FIRE後に様々なリアルコミュティに参加することができ、多くの新しい出会いに恵まれてます。最近は少し自制してるくらいです。
そこで気をつけているのは、変な遠慮や忖度をせず、なるべく本音で話そうということです。それで合わない人とは無理に人間関係を続ける必要もないですし、その方がストレスも無いからです。
私は「無常」として「資産額や支出額」をブログで公開してます。それは、今後FIREしたい人に何か役に立てば嬉しいという理由でしたが、意外とオフ会で本音で話すのにも役立ってます。
「お金」や「人生観」「価値観」などの話は、サラリーマン時代は相当深い関係にならないと本音では話せなかったですが、FIRE後は「無常」としてなら、初対面の人とも率直に本音で話せます。
それで「価値観」の近い人と会うと話が大いに盛り上がるわけですが、全然違う「価値観」の人ともそれはそれで「世の中、色々な価値観があるなぁ」と楽しめます。とても充実した時間です。
ただ、お酒が進みすぎると「デリカシーやユーモアの足りない言い方」になってしまうこともあるので、その点は注意が必要ではありますかね(苦笑)。そこは「日々勉強」でもあります。
論語に「70にして矩をこえず」(心の欲するままに行動しても、人としての道理や道徳の基準を踏み外すことがなくなる)とありますが、理想は「55歳?」あたりで、その領域に近づくことです。
そんなわけで、今後も本名での家族や親しい友人との関係に加えて、「無常」としてのFIRE後の「リアルコミュニケーション」も楽しんでいこうと思ってます。関係各位、宜しくお願いします!

