絵を見なさい。音楽を聞きなさい。

お金の使い方

日経新聞朝刊2025年10月24日に元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が、

「日本の若手コーチの研修の講義の1コマを担当を飛ぶ鳥を落とす勢いだったACミランのアリゴ・サッキ監督が担当したことがあった。
 講義でサッキは「良い指導者になりたいのなら、絵を見なさい。音楽を聞きなさい。本を読みなさい」と話した。最初は誤訳かと思ったが、そうやって感性や見識を磨くことが監督には必要だと説いたのである。
 父の正雄は「医者は一生勉強」と高校生の私に語ってドン引きさせたが、監督もそうだったのだ。サッキの言葉を思い出し、自分は今、分岐点にいるのだと理解した。」

と書いてました。

これ「良いFIRE民になりたいのなら、絵を見なさい。音楽を聞きなさい。本を読みなさい」でも、そのまま通用しそうです(笑)。

昔、作詞家の松本隆氏が最盛期に「自分には教養が足りない」と悟り、一旦活動を休止し、様々な伝統芸能やクラシック音楽などのライブを観まくる「没落貴族」生活を送ったと言ってました。

その後「硝子の少年」で鮮やかに復活するのですが、やはり優れたアウトプットを出し続けるには、歴史の洗礼に耐え抜いた様々な芸術の膨大なインプットが必要ということなのでしょう。

「インプットルーティン」(記事はこちら)という本の表紙でも「天才はいない。天才になる習慣があるだけだ。」と「質の高いインプット習慣」が全てと断言してます。

FIREすると、絵も音楽も本も味わう時間はたっぷりありますが、実際には楽しみたいアートやエンタメがあまりに多くて、結局時間は全然足りないというのが「哀しき現実」なんですが・・・

本当、FIREしても、人生は「はかなくも限られた時間」なのだということを痛感します・・・