「集中と熟考」とFIRE

お金の使い方

最近、「『時間』と『集中力』の使い方」(記事はこちら)に思いを巡らせることが多いのですが、図書館で借りた「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン著・新潮社)に、

「本当の意味で何かを深く学ぶためには、『集中』と『熟考』の両方が求められる」

とあり、このあたり「今後のFIRE生活」の鍵になりそうだな、と思いました。

その際、この本でも指摘されていたのが、「集中と熟考」を邪魔するのが「SNS」で、深く考えずに使っていると集中力と時間は奪われる一方になります。

SNSやショート動画は、彼らの「広告収入」最大化のため、テック企業のスーパーエリートたちが寄って集ってユーザーの脳をハッキングし「使用時間」をいかに長期化するか、を競ってます。

それらのサービスに関わる時間をなるべく短くするのが、我々にできる数少ないことですが、私の場合「Facebook」「Instgram」「TikTok」はやっておらず「YouTube」もほぼ見ません。

鍵を握るのは「X」なのですが、「無常」としてのFIRE生活での「オフ会」調整に「DM」は重宝してます。一方「タイムライン」は広告が多く、時系列表示も不正確で、かなり不快でした。

このあたり調べてみると、検索で「filter:follows」と打ち込んで「新着順」に表示すると、広告もなくフォローしたアカウントのポストが時系列にシンプルに並ぶことが判明しました。

もうタイムラインは見なくてもいいかな、と思っていのですが、ちゃんと調べると「回避策」は見つかるものです。不快に感じてた時間がもったいなかったですね・・・反省・・・

そういうわけで、SNSは「X」だけしばらく継続することにしました。もし上記の方法も通用しなくなり、変なアルゴリズムでしか見れなくなったら、すっぱりやめようと思います。

また、作家の村上春樹は「走ることについて語るときに僕の語ること」(文春文庫)の中で「小説家にとって最も重要な資質は「才能」、その次に重要なのは「集中力」である」とした上で、

「僕は普段、1日に3時間か4時間、朝のうちに集中して仕事をする。机に向かって、自分の書いているものだけに意識を傾倒する」

と語ってます。様々な研究結果と同様、職業作家にとっても質の高い集中力は「1日4時間」が限度なんですね。やはり「集中力」はきわめて貴重な資源だということを感じます。

彼は「自分だけの井戸を掘れ」とも語ってます。「他人の価値観や流行に流されて自分を見失わず、自分自身の内面を深く掘り下げ、自分しかできない生き方をせよ」というメッセージです。

私の今後のFIRE生活は「SNSに関わる時間を最小化し、「集中」と「熟考」による「フロー状態」の時間を最大化し、「自分だけの井戸」を掘り進める」という方向性が良いかな・・・



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