橘玲氏が「テクノリバタリアン」という著書で、
「各種国際調査で『日本のサラリーマンは世界でもっとも仕事が嫌いで、会社を憎んでいる』ことが明らかになっている。そして、日本の会社で合理化・効率化が嫌われるのは、リストラの道具になるからというよりも、これまで安住してきたウェットで差別的な人間関係が破壊されてしまうからだ。その土台こそが『終身雇用』であり、それは選択(転職)の自由を手放すことで、将来の予測可能性(安心感)を高める制度だ。」
という内容を書いてました。
要は「日本人は「自由」を恐れ、「合理性」を憎んでいる」という指摘です。別の著書(「シンプルで合理的な人生設計」)では、だからこそ日本では「合理的に生きることが 成功法則になる」とも言及してます。
私自身、FIREするまでは「FI(経済的自立)は目指すべきだけど、RE(早期退職)はどちらでも良いのでは」という考えだったのですが、FIREしてみると「REもぜひ目指すべき」という考えに変わりました。その「自由」があまりにも素晴らしいからです。
でもよく考えると、それも「自由を愛せる」ことが前提条件なのかもしれません。「サラリーマン脳」(全てが受動的)の人には、FIREは苦痛でしかない可能性もありそうです。またやっかいなのが、サラリーマンとして生き残る為には「サラリーマン脳」である方が有利だったりします。
FIRE(「合理的に人生を設計してFIを実現し、自由を存分に味わうためにREも実行する」)という生き方と、日本のサラリーマンはあまり相性が良くないのかもしれませんね・・・

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