「限りある時間の使い方」(オリバー・バークマン著・かんき出版)という本を読みました。
「80歳まで生きるとしても人生は4000週の時間に過ぎない。
インターネットの普及した現代人は、『効率化の罠』『生産性の罠』に陥っており、『忙しさ依存』である。時間を思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが利かなくなる。
時間を支配しようとする者は、結局時間に支配されてしまうのだ。
我々は限界を受け入れ『何もかもは出来ない』と認めるべきだ。自分の限界を受け入れるのだ。『全部できる』という幻想を手放して、一握りの自分にとって重要なことだけに集中するべきだ。
時間と同じく、注意力にも限界がある。『今ここにある現在』に注意を向け、その時間を十分に味わい楽しむことが大事だ。4000週というすばらしい贈り物を堪能するのだ。」
というような趣旨の本でした。よくあるタイムマネジメント本とは少し違う哲学的な内容でした。
FIREすると「資産形成期」が終わり、「自由な時間」が大幅に増えます。それまでの「お金の増やし方」への関心は低下し、「お金と時間の使い方」に関心が移る方が多いと思います(私はそうでした)。
そんな中、FIREしても「効率化の罠」「生産性の罠」は確かにあり、「今を生きる」「今を楽しむ」ことを忘れがちになります。
私は50歳から75歳の「林住期」(記事はこちら)の1300週を「自分(と家族)のために自由に生きる」と決めてFIREしたので、しっかりお金と時間の使い方を自分なりに選択し、その時々を味わって過ごしたいと思います・・・


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