日経新聞2024年10月4日夕刊に浄土真宗僧侶の安永雄彦さんが、
「下り坂を歩く時、不要な荷物は捨てることです。例えば『会社に人生を託す』という幻想や『一生懸命やれば何とかなる』という常識。人口が増え、努力だけで業績が伸びた上り坂では未来を描けましたが、下り坂では役に立ちません。会社軸から自分軸へと変わりたい自分に変わり、選択肢を増やすことです。」
とコメントされてました。
そうなんですよね・・・就職氷河期世代でもある私も実際に経験しましたが、日本は長い間下り坂が続いていて、生産性向上や効率追求だけではどうしようもない局面が多くありました。
ただ、そんな環境が長く続いている日本でも、少ないながら大きく改善した領域があり、その一つが「投資環境」かと思います。ネット証券での低コストインデックスファンドや新NISAなどの様々な税制優遇等、現在はとても良質で恵まれた投資環境が整備されていると思います。
私も20代からネット証券で投資信託(当時は世界株インデックスに近い運用をしようとしたら、1.5%近い信託報酬が取られましたが・・・)や個別株式投資等を続けたことで、50歳でFIREに至ることが出来ました。
今、20代や30代の若い世代の方は、この恵まれた「投資環境」を活かして、「下り坂」における選択肢を増やしてもらいたいですね。早期リタイア(RE)はどちらでも良いですが、経済的自立(FI)はぜひ戦略的に目指してみることをお勧めします。
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