バートランド・ラッセルの「幸福論」を読み返していたら、
「魅力的であるよりも権力を望み、愛されるよりも恐れられることを求めるタイプがいる」
というフレーズが目に留まりました。具体的にはアレキサンダー大王やナポレオンなど歴史上の人物がそのタイプに相当するとラッセルは指摘してましたが、権力欲の度が過ぎると殆どの場合、本人自身は「もっともっと」と欲望が拡大再生産し、不幸から脱却出来なくなるそうです。
私もサラリーマン時代に「権力」(パワー)について考えさせられる機会が度々ありましたが、多くのパワーゲームにはうんざりした気分になるばかりで楽しめず、自分の中の権力欲は大したことないのだな、という自覚に至りました。
一方、「お金」(マネー)には結構執着していて、それは何かというと突き詰めると「自由の土台」だからだというのが自分の結論になりました。自分は「自由」に無上の価値を感じるタイプのようで、それが現在のFIREへと繋がったのだという理解です。
きっと「権力」に価値を感じるタイプの人は「FIRE」とは当然相性が悪いのでしょうね・・・
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