著者は1974年生まれと私と同じ年。「Live to eat」(食べる為に生きる)をモットーとし、美食を求め世界中を1年中旅する「フーディー」の代表的人物なのだそう。
著者自身が述べているように「食に対する知的好奇心が止められず、ネジが外れた状態」にあるとのことで、結婚も子供も諦め、独身であり、しかもお酒も飲まず(飲めない体質なのだそう)、純粋に「食」に特化している稀有な人物という印象を受けました。
世界各国の食のトレンドやフーディーの実態については、よく理解できる良書ではありましたが、真似したいとは思わないですかね・・・
私の場合、本の中でも出てきた「行きつけのカジュアルなアラカルトの店で、定番メニューを1、2品固定していて、あとは季節のものや気になった新しいメニューをいくつか頼む」というパターンの食べ方が多く、「外食好き」ではあるものの、常に新しい食体験を求め続ける「フーディー」ではないのだな、と自覚しました。
それでも求道者のように新しい「食」体験を追求する著者のような人物がいて、外食業界の発展もあるのではないかとは思いました。
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