日経新聞朝刊2026年5月1日に商用車ブレーキ大手のTBKの尾方馨社長が、
「タイで中国資本の部品メーカーを視察したが、かなわないと感じた。わずか1年で立ち上げた会社でも我々よりも新しい設備を入れる資金力がある。無人化も徹底している。」
とコメントしてました。
私も製造業で働いていた頃、中国企業の資金力には驚いたことが何度もあります。大抵バックに政府系ファンドがついてて、要は中国は国家資金で直接・間接的に製造業を育成してきたわけです。
ただ、私が働いていた時は、「政府系資金」と「低コストの豊富な人的労働力」の組み合わせが脅威でしたが、今は「新しい設備による無人化」が脅威になっているのですね。
製造業はどうしても「スケールメリットの世界」の傾向があり、一度競争力を奪われると再び復活するのは至難だったりします。私が働いている間も多くの日本製造業が競争力を失い続けました。
様々な分野で中国製造業が世界の覇権を握りつつありますが、これが今後、国家間の力関係にも大きな影響を与えると思います。モノづくりを握られた後、何が起こるかはこれからなのでしょう。
