エージェントAIで「アマゾン外し」

お金の使い方

日経新聞朝刊2026年4月10日に、

「米小売り企業の間でAIの開発元と提携する動きが広がっている。米GAPは米グーグルの生成AI上で直接買い物できるようにする。既存のECサイトを経由しない商流が主流になる可能性がある。
 3月下旬、ギャップはグーグル、米ボールド・メトリクスと提携し「買い物エージェント」による受注を開始すると発表した。技術担当者は「決して目新しさを求めているわけではない。AIは顧客の真の課題を解決する」と強調する。
 米国の消費現場で、買い物エージェントの導入が急速に進んでいる。米ウォルマートも米オープンAIとグーグル双方との提携を相次いで発表した。ホームセンター大手ホーム・デポも工務店向けにAIサービスへの組み込みを進めている。
 アマゾンは売上高の6割を、外部業者がアマゾンに出店するマーケットプレイスが占めるとされ、さらに出店者からの広告料によって商品を上位に表示して推薦する仕組みを収益源としている。「アマゾン飛ばし」が広がれば、ビジネスモデルは崩れる。
 AIを使った買い物エージェントの普及後も、電子的に注文・決済し、配送するという狭義のECプラットフォームは消えない。だが、もはやそこに誘客して商品を探してもらう場でなくなり、AIが注文プロセスを実行するためのインフラになる。ECサイトに人が直接訪れなくなる「ECの死」は、静かに進行している。」

とありました。

私はアマゾンのヘビーユーザーで、セールの時に日用品や医薬品を買うことが増えており、だんだんと自分の買い物に占めるシェアが増えてきました。買い物する時のUIも優れていると思います。

ただ、突き詰めると私にとってアマゾンは「同じものなら安い方が良い」という動機による「価格」が魅力で、リアル小売店や他ECと比較して、特にセール時に割安になることが最大の価値でした。

それがもし、「エージェントAI+直販EC」で買う方が「割安」になるのだとしたら、アマゾンではなくそちらを選ぶと思います。「同じものなら安い方が良い」という単純なロジックで。

当然アマゾンもメーカーに直販ECと同等価格を求める交渉をするでしょうが、もし購入量が直販ECの方が多くなるような局面が訪れるとメーカーもアマゾンを優遇しなくなるのでしょう。

ここ20年くらいアマゾンの時代だったように思いますが、意外と構造変化は近いのですかね・・・