日経新聞朝刊2026年1月5日に「国宝」の李相日監督が、
「「国宝」は梨園出身でなく、極道の息子である喜久雄の「血」がポイントで、それは原作者の吉田さんのすばらしい発見だ。
対立軸として歌舞伎の特徴である血統をもってきた。血統主義を貫いてここまで続いている芸能は類がない。
血をつなぐことは人間の根源的な欲求でもある。そこに他者が入っていく。結果的に現代的なメタ(隠喩)になっている。
世界でこれだけ移民の問題がはじけている。人間は自分のテリトリー、家族、血統を守りたい生き物なんだということが、明確に立ち現れている。
喜久雄というアウトサイダーが現代をどう生きるか。その命題を突きつけている気もする」
とコメントしてました。
「人間は自分のテリトリー、家族、血統を守りたい生き物」という指摘は面白いですね。確かに歴史を振り返ると、殆どの「争い」はその「本能的な欲求」から生じているような・・・

