「医師しか知らない死の直前の後悔」(和田秀樹著・小学館新書)という本を読んでいたら、
「多くの高齢者の話を聞いていると「もっとお金を残しておけばよかった」と後悔する人にはほとんど出会いません。むしろ「元気なうちに、もっとお金を使って楽しんでおけばよかった」という声のほうが圧倒的に多いのです。正確に言うと、歳をとると、お金を使いたくても使えなくなると言ったほうがいいのかもしれません。
そういう高齢者の姿を見ていると、やはりお金は元気なうちに使わなくては意味がないと実感するようになりました。思うように体が動けなくなった後や、認知症になってからでは、いくらお金がたくさんあっても楽しめません。
それに、これまで自分が稼いできたお金です。堂々と自分の好きなことにお金を使いましょう。好きな食べ物や飲み物を楽しむ。その喜びを十分に味わったらいいのです。
体が動いて気持ちがしっかりしているうちに、お金を使って、自分のやりたいことや今しかできないことを思いっきり楽しんでください。
亡くなる直前ではなく、今この瞬間から「今を楽しむ」という姿勢を大切にすれば、人生の最期に後悔することもきっと少なくなるはずだと思うのです。」
とありました。なるほど歳をとると、お金を使う力は、どうしても衰えていくようですね。
私もFIRE後50歳から75歳を「自分のために自由に生きる期間」として、年率+2〜4%の支出右肩上がり(記事はこちら)を計画してます。しっかりお金を使い、効用右肩上がり実現が狙いです。
ただ最近、インフレというより「食」(チョコレート・ナッツ・コーヒー等)に関する試行錯誤が増えていて、年率+4%を超える資金需要を感じるようになりました。来年予算をどうするか・・・
とりあえず現時点では前年比+4%を軸に検討中ですが、資金需要の大きさが確かなものになった際には、計画を修正して支出水準を切り上げようと思います。将来、後悔の無いように(苦笑)

