もう一つ「The Art of Spending Money:一度きりの人生で「お金」をどう使うべきか」(モーガン・ハウセル著・ダイヤモンド社)で気になった箇所があったので記録しておきます。
「「人の行動を左右する大きな問いは、人生の基準を自分の内側に持っているか、外側に持っているかだ。内側の基準で満足できれば、それは大いに価値のあるものになる。」とウォーレン・バフェットは語っているが、実際に内的基準と外的基準の最適なバランスを見つけることは難しい。
しかし、私たちを外的基準に向かわせる強い社会的影響力があるのはたしかだ。私たちはこうした力に流され、自分が本当に楽しいかどうかにかかわらず、誰かが用意した道に進もうとする。
一方、同時に、人間には内的基準に従いたいという強い欲求があることも知っている。誰もが、周りの目を気にせず、自分だけの価値観に従いたいと思っている。
好きなことを、好きなときに、好きな人と一緒にしたいと思っているのだ。
そして、それこそがお金を得ること、使うことの最大の目的だ。なぜなら、それがほとんどの人が真に望んでいるものだからだ。」
これ大事な指摘ですよね。私もサラリーマン時代は日本社会や会社内の同調圧力もあり、外的基準を気にしすぎていたように、今となっては思います。いわゆる世間体ってやつですね。
それが50歳でFIREを実行し、自分の価値観が大きく育ち、その内的基準に従って、お金を使い、日々生活していると「大きな満足感」と「深いリラックス」がもたらされるようになりました。
その結果、もはや世間体は視界の外にあるような状態になりました。最近心から思うのは「日本の法律の範囲内であれば、人それぞれ望むように自由に生きれば良い」ということです。ほんとに。

