日経新聞夕刊2025年11月11日に、
「宝飾品などラグジュアリー関連株は堅調な一方、生活必需品株は低迷が続く。
ラグジュアリー株は過去1カ月、相場全体の上昇を上回った銘柄が多い。S&P500種株価指数の4%高に対して、仏LVMHは13%高、ラルフローレンは8%高に上る。
高額な嗜好品への消費は堅調さを維持している。クレジットカードデータによると、分野ごとの支出で宝飾品向けが最も伸びた。スマートフォンなどの電子機器や衣料品への支出も旺盛だった。
ただ、所得層ごとに消費傾向の差が顕著になっているという。低~中所得層や若年層の支出が減少し、チポトレCEOは「年収10万ドル未満の顧客が支出を抑えており、自宅での食事に移行している」と説明した。」
とありました。相変わらず米国では「株高」による二極化が進んでいるようです。
最近、日本でもラグジュアリー領域で価格高騰を実感することが増えています。私がデフレ期によく通っていたフランス料理店や旅館も、内容はほぼ同じなのに一気に高価格化してたりします。
おそらく株高で「お金を使い切れない」的なスタンスの人が増えていて、デフレ期の価値観が崩壊しつつあることが背景にあるのでしょう。「従来の常連より高価格を支払える新規」なのですかね。
一度、とある銀座のフレンチがリニューアルしたので伺ったのですが、会計を見るとリニューアル前の1.5倍以上になっていてリピートを断念しました。正直「なんだかな・・・」でしたね。
そういう価格帯を許容する背景にある「インフレ」というより「株高」が崩れた時、果たしてそういうお店がどうなるのか、離れた常連は戻るのか、個人的に興味を持って観察してます。

