血圧基準の改悪とFIRE

お金の使い方

週刊新潮2025年11月13日に医師の和田秀樹氏が、

「日本高血圧学会は、75歳以上の治療の目標とする血圧を「最高血圧140→130未満、最低血圧90→80未満」へと引き下げました。
 イギリスでは2019年に血圧が160/100未満の人には降圧剤を使わない原則を打ち立てるなど、いま世界には「血圧はもう少し高くていい」というトレンドがあります。
 それに加え、とくに高齢者に関しては、血圧がもう少し高いほうが頭がハッキリしていいのではないかと私は考えてます。血圧が下がれば転倒する危険も増します。
 また、血圧を下げる降圧剤は、多くが「運転注意薬」になっているように、服用すれば頭がボーッとするものです。
 これらを勘案し、そろそろ治療目標値を引き上げた方が良いと考えてましたが、現実は逆方向になってしまいました。私の試算ではイギリス基準にすれば年間9000億円の医療費削減が可能です。
 問題は、日本高血圧学会の役員のうち製薬会社から5年で1000万円超の「謝礼」を受け取っていた医者が16人もいて、そのうち1人は1億円超、5000万円超も2人もいるということです。
 これは大きな利益相反の可能性がありますが、日本では検察側が賄賂性を立証する必要があり、立件は難しいのが現実です。しかし、血圧基準を改悪し医療費が更に増大するのは本末転倒です。」

と書いてました。いつもの和田節ではありますが、なんだかな・・・という話ですね。

FIREするとサラリーマンと違い「健康診断」の義務は無くなります。なので、私は健康診断や人間ドックは基本パスしてます。私自身は検査がストレスフルで有効性も低いと考えるからです。

我々は40億年前に細胞分裂を開始し600万年前に誕生した人類の末裔なわけで、自分の身体の声にじっと耳を澄ませば、体調の変化は自身で感じ取ることができるだろう、と私は考えてます。

膨大なデータが蓄積され刻まれた生命の歴史に比べれば、医療の歴史など一瞬に過ぎず、万能の科学でもありません。なので、現代医療を信頼し過ぎることはリスクにもなると私は思います。

もちろん実際に体調が悪化したら医療資源にアクセスするのは良いと思いますが、血圧やコレステロールが多少高いからといって人為的に薬でコントロールするのは、私はやらないですね。

一方「白内障治療」では老眼が解消しコンタクトも不要になり、「インプラント治療」では食事がとても快適になる経験をしました。QOLが上がる医療には今後も積極投資したいと思います。

あと体重は毎日測ってます。だいたいのコンディショニングは体重管理でできると思ってます。