日経新聞朝刊2025年10月25日に、
「新政権トップの所信表明演説でどんなものものしいことを言うのかと思っていたら、聖徳太子の十七条憲法の一節をひいて、日本は古来、衆議が重視される国であったと締めくくっていた。
十七条憲法は第一条で、人には党派の心があり、俯瞰的に悟っている者は少ない、それで争うわけだが、話し合えば、ことはおのずと道理にかなってくるのだと述べている。
十七条憲法の基底にあるのは人は誰もが自分が正しいと考えるが、それは間違いだという人間と社会への洞察。正しさとは何かという深い問題が提示されている。」
とありました。「人は誰もが自分が正しいと考えるが、それは間違い」は大事なことですね。
停滞が目立った前政権トップも去り際に「次期政権は、分断と対立でなく連帯と寛容の政権に」と述べてました。確かに「自分が正しい」だけでは「分断と対立」が進むだけだと思います。
世界情勢が「力による支配」に傾きつつある中、新政権にはバランスを探ってほしいですね・・・

