「身軽な母」と「財ある義父」

お金の使い方

週刊ポスト2025年10月31日号に俳優の布施博氏が、

「母と義父の介護を経験したのですが、初めは母でした。母は身軽で、クレジットカードも持っていなかったし、所有する不動産もなかった。銀行口座もひとつだけで、物忘れ対策のためかキャッシュカードに暗証番号を貼り付けていた。不用心だけど、おかげでお金の管理に困らなかった。
 保険も終身タイプがひとつだけで「万が一の時はこれを葬式代に」と言われていて証書も僕が預かっていました。お墓も母が生前に用意していたので、悩まずにすみました。
 一方、義父は銀行口座をいくつも持っていて、なかには暗証番号がわからないものもある。株のほかに不動産資産も複数あるようですが、土地の権利証の所在も分からない。鍵のかかった金庫の番号も不明のようで、妻は頭を抱えています。
 認知症になる前の生活が質素なほど、その後の手続きなどがとても楽で、家族にも苦労をかけないことを実感しています。なるべく物を持たず、堅実に生きる。それが認知症になる前にやっておくべき最善の準備なのかもしれない。いまはそんなふうに思ってます。」

とコメントしてました。

私も75歳以降は「理想の死に向けた旅立ちの期間」としたいと考えていて、「銀行口座1つ+証券口座1つ+クレジットカード1枚+スマホ1台」くらいの身軽なシンプル生活が理想です。

ただ実際には、バックアップも兼ねて「銀行口座2つ+証券口座2つ+クレジットカード2枚」を当面の目標にしてます。FIREして資産形成期も終わったので、これ以上増やすのは無しで。

特にサラリーマン生活で経費精算や労働組合から強制的に作らされた銀行口座がいくつか残っていて、解約したいのですが、実店舗に行く必要があるとのことで、後回しにしてます・・・

今回の記事を読んで、まずサラリーマン時代の不要な銀行口座の整理を早めにやろうかな・・・