週刊新潮2025年10月2日号に脳研究者の池谷裕二氏が、
「チュアオ、マラニョン、サンタンデール、これらの地名を耳にしただけで胸が高鳴る方も少なくないでしょう。チュアオはベネズエラ、マラニョン渓谷はペルー、そしてサンタンデールはコロンビアに位置する地域で、いずれも高品質なカカオ豆の産地として世界的に名を馳せてます。
それぞれが独自の風味を持ち、チョコレート愛好家にとっては憧れの存在です。
最近の研究で、そんなチョコレートの味は「微生物」が決めることが分かってきました。カカオ豆は収穫後、果肉がついたまま自然発酵が始まるのですが、カカオ豆の遺伝的違いではなく、それぞれの農園に存在している微生物により味に違いがでることが判明したのです。
そして、この研究をした科学者らが、微生物を人工的に合成しカカオ豆を発酵させたところ、サンタンデール産のような複雑で高品質な風味を再現させることに成功しました。
これはつまり将来的には「デザイナーチョコレート」が登場し、これまで味わったことのない新たなチョコレートの魅力を味わえるチャンスが来ることを示唆してます。」
と書いてました。チョコレートファンの私としては、なんとも魅力的な話題です。
FIREすると「お家時間」が増えるので、嗜好品(私の場合「チョコレート」「ナッツ」「チーズ」「フルーツ」「コーヒー」)を楽しむ機会も増えます。これが結構大切な要素になってます。
私は特に「ナッツ入りチョコレート」を好んでいるのですが、その価格帯は、イオンのPBで「2.5円/g」、明治やロッテなどのNBで「3.5円/g」程度が現在の相場になってます。
最近、銀座にスイスの「レダラッハ」が出店したのですが、量り売りで「20円/g」でした。また、日本橋三越の「ジャン・ポール・エヴァン」の「40円/g」が私が確認した最高値でした。
まずはイオンのPBやNBで楽しんでますが、GSIXの「レダラッハ」で試食させてもらったピスタチオチョコレートはかなり美味でたまにはありかも、とは思いました(イオンPBの8倍ですが)。
「味わい深くてためになる教養としてのチョコレート」(市川歩美著・三笠書房)という本を読んでて思ったのですが、チョコレートも「カカオ豆」が原料の自然物とも言えます。
気候変動のせいなのか「カカオ豆」が足元高騰しており「コーヒー豆」も同様です。嗜好品消費には逆風ですが、FIRE生活を充実させるため、私なりに工夫しながら楽しもうと思います。
