音楽の誘発鎮痛効果

お金の使い方

週刊新潮2025年9月18日号に脳研究者の池谷裕二氏が、

「落ち込んだとき、ひとり静かに音楽を聴くと、不思議と心が軽くなる、そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
 音楽が「心」の処方箋になるという感覚は、誰もが直感的に納得できるものです。けれども「体の痛み」にまで効くと言われると、少し意外に感じられるのかもしれません。
 オランダの研究者が行った最新の実験での結果は明白でした。「自分で選んだ音楽」を聴いていると「体の痛み」にも長く耐えられ、主観的にも「つらい」と感じにくくなったのです。
 注目すべきは、この効果が様々な個人の背景に左右されず、自分が「好き」と感じる音楽であれば鎮静効果が変わらないとう点です。音楽の持つ訴求力が人間の根源領域に届いていそうです。
 ちなみに音楽がクラシックだった場合、副交感神経が活性化し「リラックス」効果が強く、自分の好きな音楽の場合、心拍数が上昇し「痛み」をやわらげるという異なる反応が確認されました」

とありました。「音楽」は「心」だけでなく「体」にも鎮静・鎮痛効果があるのですね。

私もFIRE後、自宅にいる時間の大半は「好きな音楽」を聴いてます。書斎ではポップミュージックを中心に様々な音楽を、居間ではクラシック音楽を聴いて楽しんでます。最高です。

サラリーマン時代も「個室」で、音楽を好きに聴ける身分まで出世できれば良かったのでしょうが、そこまでは至りませんでした。ただ、個室の役員でも音楽を聴いている人は皆無でしたが。

この実験で気になったのは「クラシックの好きな曲」を聴いている時は、「リラックス」なのか「鎮痛」なのか、どっちの効果が強いのだろうか、ということですが、どうなんだろう・・・