足るを知って自由にシンプルに暮らす

お金の使い方

雑誌「ゆうゆう」で作家の下重暁子さんが、

「私は若いとき、心に鎧をガッチリつけてました。自意識が強く、なかなか人を寄せつけなかった。でも50歳を過ぎてから、肩の力が抜け、いつの間にか鎧も脱ぎ捨てていたんです。そして自由になった。私の大好きな良寛の心境に少しでも近づきたいと思います。
 良寛は質素に暮らしている時に権力者がやってきて、大きな寺を任せたいと告げたのですが、良寛は「焚くほどは風がもてくる落ち葉かな」という句で応えました。「焚くのに必要な落ち葉は風がもってきてくる。今の暮らしで十分です」とやんわり断ったんですね。
 モノへの執着、権力や人々とのしがらみも捨てた彼は、自由な心を手に入れました。
 のびのびとして、まさに自由闊達。足る知ってシンプルに暮らし、心を自由に解き放つことが、私たちの目指すべき姿なのだと思いました」

とありました。私も50歳でFIREして、だいぶ肩の力も抜けて、良寛ほどではないですが、自由を楽しんでます。とても良いですよね「足るを知って自由にシンプルに暮らす」という考え方。

また下重暁子さんは、自分の最期について、

「最期は、部屋に大好きなオペラのアリアを流し、大好きな絵画を眺めながら死にたい。それが「一番の贅沢」であり、他には何も必要ないと思っています」

ともコメントしてて、これはなかなか素敵な「理想の最期」だなと思いました。

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