日経新聞朝刊2025年8月26日に「AI代替「SaaS」の死」という記事があり、
「米国株式市場でソフトウエア株がさえない。生成AI(人工知能)によってインターネットを通じてサービスを提供する「SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)」の収益モデルが脅かされるとの懸念が広がる。AIがもたらすのは「ソフトウエアの死」か業界の変革か――。投資家も身構えている。
既存のSaaS企業が新興ソフトウエア企業にシェアを奪われるリスクが意識され始めた。生成AIの進化によって低コスト、かつ迅速にソフトウエアの開発が可能になったことが大きい。OpenAIのサム・アルトマンCEOは「まもなくSaaS業界がファストファッション時代に突入する」と主張する。」
とありました。この背景には2024年にマイクロソフトのナデラCEOが「SaaSの死」として、
「これまで大きなプラットフォームシフトが起こるたびに、アプリケーションのアーキテクチャも大きく変わってきました。たとえば、リレーショナル・データベースが誕生したときには、初めてデータ層をアプリケーションから切り離して考えられるようになった。Webが普及したときには、N層アーキテクチャでアプリを作ることが当たり前になりました。
同じような規模、もしくはそれ以上の変化が、AIエージェントの登場によって再び起こるでしょう。エージェントのポイントは、特定のSaaSアプリケーションやそのデータに縛られないことにあります。つまり、『タスク』や『意図』を中心に、複数のSaaSの機能をまとめてオーケストレーションできるようになるのです。
具体的には、エージェントは様々なAPIを呼び出したり、複数のSaaSアプリケーションを横断して動いたりします。モデルをファインチューニング(あるいはポストトレーニング)して、複数のSaaSアプリケーションを理解する“エージェント層”を作るわけです。これまでSaaSアプリケーションはビジネスロジックとCRUD(Create/Read/Update/Delete)の塊でしたが、そのCRUD部分をアプリの外側でオーケストレーションする形になるのが大きな変化だと思います。」
と発言し、これがきっかけに論争が起きているようですが、私には内容がほぼ理解できません。
ただ、同じインタビューでナデラCEOが「テクノロジーの世界では、“あるものがコモディティ化する”というのは常に起こりうる。そしてコモディティ化したら、今度はより高次の価値を作る必要が出てきます。その繰り返しです。」と発言していて、こちらは理解できます。
「クラウド」で台頭した「SaaS」もコモディティ化しつつあるんですね、なんとも諸行無常・・・

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