就職早々に「億ション」購入

お金の使い方

日経新聞朝刊2025年8月6日に、

「金融機関に勤める20代の男性が入社2年目に買ったのは1億円超のマンションだった。「マンションの家賃が高くてもったいない。思い切って購入した」。購入したのは都内の1LDKのマンション。5000万円超のローンを組むことになったが、返済期間を約40年と長くできたため苦にはならなかった。「すぐ含み益になり資産形成の観点からも良かった」と語る。
 就職してすぐ住宅を購入する若者が増えている。投資が目的ではない。家賃が高騰し、賃料を払うくらいならマンションを買って住む方が節約になるとの考えからだ。
 専門家は「20代は過去にあったような不動産価格の大きな下落局面を経験していない。住宅など資産の購入にアレルギーが少ない」と指摘する。
 ただ、調査会社によると、91年度に6000万円を超えていた首都圏のマンション平均価格は00年度に約4000万円まで下がった。早くから自宅を持つことは安定した生活につながる一方、若者の動きには危うさも潜む。」

とありました。実際に「20代の負債残高も2024年に1250万円と1990年の10倍の規模で、負債理由は住宅関連が最多」だそうで、若い世代が高額不動産購入に踏み切っているようです。

私も20代で都心の新築マンションを購入したのですが、実は当時は「生涯賃貸派」でした。結婚等の様々な要因で「持ち家」選択に至ったのですが、特に「隣人リスク」が懸念材料でした。

「持ち家」は「住宅コストの柔軟性が失われる」ことに加え、隣人トラブルの際も「容易に引っ越せない」という(そして「隣人は選べない」)という点が、最期まで気になっていたわけです。

実際には都心でも比較的地味な地域だったからか、隣人にも恵まれ、住宅価格はおそろしく(馬鹿みたいに)値上がりし、今では市場価格が購入時のなんと「2.5倍」と経済的にも恵まれました。

結局、金融資産と一緒で「運の影響力」が大きかったわけです。とは言え「どこに住むか」は人生を大きく左右する要素(とは言え「住めば都」でもある)なので、熟慮は必要だと思います。

今、自分が20代だったらどうするか・・・価格的に都心のマンションはほぼ無理だし、NISA枠1800万円を最速で埋める為に「賃貸」を選ぶでしょうね・・・あとはNISAの運用成績次第かな。

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