「ゼロ活〜お金を使い切り、豊かに生きる！」（井戸美枝著・扶桑社）という本を読みました。
「ゼロ活とは何か、
人生の後半をいかに生きるかの大方針を自分なりに決め、実践する。
人生の秋、つまり50歳以降は、やりたいことをやり尽くし、悔いのない人生を満喫する。
人生の冬、つまり75歳以上では年金収入内で生活し、お金に煩わされてない。
その結果、死亡時点において、お金はほとんど残らなくても気にしない。
できれば、死にいたる老いの期間をこころ穏やかに豊かに暮らす、その術を身につける。」
という趣旨の主張をしてました。本の内容は、私が今実践している方向性（FIRE生活）とも一致しておりほぼ違和感なく読めました。
「自分の価値観を知る」「実践と試行錯誤の大切さ」「自分にとって心地良いお金の使い方の発見」「50代以降はできるだけ我慢しない、自分が嫌なことはやらない」「生活費のダウンサイジングを一度しっかり実施しておく」といったことの重要性も指摘してます。このあたりも概ね同意。
最後に「人生は一度きり。完璧にコントロールできないからこそ、おもしろいのです。」「想定外の事態は必ず起こるのだからその都度修正すれば良い」とまとめてます。
最近、こういった「お金の増やし方」ではなく「時間やお金の使い方」「人生で大切なこと」にフォーカスした書籍が増えていて、とても良い傾向だと思います。フランスやイタリアあたりが先行している印象ですが、日本も本当の意味で「成熟国家」になりつつあるのでしょうかね・・・
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