恵まれ過ぎた人の末路

お金の使い方

日経新聞朝刊2025年6月6日にフランスのルイ15世に関する記事で、

「秀でた額、整った顔立ち、涼やかな瞳、赤い唇、健康そのものの顔色――生涯、美しい王として知られただけあり、これで5歳とはとても信じがたい。少々、美化されているにしてもだ。とにもかくにもこの5歳の王が、前代の太陽王ルイ14世を引き継いだのである。

なぜこんな小さな子に?

それは太陽王があまりに長生きしたため、息子にも孫にも先立たれ、曽孫のこの子しか残されていなかったからだ。老王の後だけに、少年王の誕生は国民から熱狂的に歓迎された。

ルイ15世は、いわゆる「金のスプーン」をくわえて生まれてきた幸運児だった。大国の王にして、ヨーロッパ一豪華なベルサイユ宮殿の主人であり、前王が敷いた政治基盤は盤石、加えてこのような容貌ときては、欲しいものは何でも手に入る。逆に欲しいものが何もなくなる。

そうなった人間がどう生きるかの見本を、彼は見せてくれた。異性との遊びにしか興味を示さず、それすら退屈になり、鬱気味の長い一生であった。」

という記述がありました。なんともシュールな話ですね・・・

私はFIREしてからオフ会等で、基本自力でFIREした人とよく会うようになったのですが、どの方もそれぞれ個性的で、皆さんとても幸せそうな印象を持ちます。

一方、数は多くないですが、たまに遺産相続でFIREしましたという人に会うことがあるのですが、私の少ない経験の範囲内では、あまり幸せそうに見えずネガティブな印象を持つことが多いです。

もしかしたら、他力で経済的に恵まれ過ぎるのも、考えものなのかもしれませんね・・・

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