日経新聞朝刊2025年5月31日に「おひとりさまの死後事務、早めに準備」という記事に、
「東京都内に住むAさん(70)の60代のいとこが一昨年、心臓発作で亡くなった。いとこはひとりっ子でずっと独身、両親もすでになく相続人はいなかった。「複数の不動産物件を持ち、1億円以上は財産があったはず」とAさんは話す。入退院を繰り返すいとこの面倒をみていたAさんは特別縁故者として財産の一部を受け取ることができると思い、裁判所に相続財産清算人選任の申し立てをした。清算人の経費や報酬に充てる予納金約100万円も払った。
裁判所が指定した弁護士が相続人や債権者を探す官報公告を出すなど手続きをして1年後、「特別縁故者には該当しない」という裁判官の判断でAさんは1円も受け取ることができなかった。予納金は戻ってきたが「死ぬ前も死んだ後も迷惑ばかり被り、嫌な思いだけ残った」とAさん。「国に財産がいってしまうから遺言を書くように言ってきたのにまだ早いと応じてくれなかった」と振り返る。」
とありました。なかなかブラックな話ですね・・・
60代で心臓発作で亡くなることは不運ではありますが、生きてるうちにもう少し財産やお金を有効に使えたのではと思わざるを得ません・・・
最後に世話になった親戚(この親戚も多少下心があったから世話したのかもしれませんが)から「嫌な思いだけ残った」と言われてしまう人生というのもなかなか・・・(苦笑)

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