結婚報告しない若者と「マイパ」

日経MJ2025年5月30日に「結婚しない若者と『マイパ』」という特集記事があり、

「最近、若い社員が直属の上司に結婚報告しないという話を聞きました。悪気もないし、上司が嫌いなわけでもなく、ただ、できるだけプライベートは明かさず、仕事以外の付き合いは勘弁ということのことのようです。
　会社、学校、社会、家族など集団の結びつきが弱まる中、消費の方向性も分散し、メガヒットは生まれにくくなってます。
　実際に「自分軸」「自分史上最高」などというキーワードがもてはやされ、他人との比較ではなく、自分の満足度を過去との比較でどれだけ高められるのかということが重要視されてます。
　モノは充足し、情報は過剰で多様。若者の「自分探し」は昔からですが、その難易度が高まり、より哲学的な悩みが増えているようです。
　目に見えない精神との向き合い方が重要となり、コスパ、タイパ、スペパ（スペースパフォーマンス）という物理学的な言葉から、マイパ（マインドパフォーマンス）の時代に移行しつつあるのかもしれません。」

との内容でした。若者を中心に「マイパ」の時代になりつつあるのですか・・・

以前（記事はこちら）も、「社会的成功」より「主観的幸福」を大事にする人が増えているという指摘がありました。そうした価値観と「FIRE」は相性が良さそうです。

もし「マイパ」を重視する若者が本当に増えているのであれば、今後FIREも増え、サラリーマンを続ける若者が中間管理職になる頃には、昭和的な日本の会社は絶滅しているかもしれませんね。